単純に狩り

20代で年収1,000万稼いだサラリーマンが上海で社長に就任したら失業したのでシンガポールで起業した話。たまに、アジアの採用事情についても書きます。

久しぶりの投稿になります。かれこれ2年くらい。

そもそも、このブログを始めたのもたしか2年半くらい前なので、なんと継続癖のないことよ、と我ながら情けなくなります。

 

以前、堀江貴文さんが近畿大の卒業式で話されたスピーチを聞いて感銘を受け、15分くらいのスピーチを1時間半くらいかけて文字起こししたものをここに載せたところ、ものすごい反響がありました。作ったばかりのブログなのにたくさんの人に読んでもらい、たくさんの人に星をつけてもらいました。

 

一方で、一部の人から非難も受けました。「堀江さんの許可は取っているのか」「他人のふんどしでアフィリエイト広告稼ぎ目的の小遣い稼ぎはやめろ」という主旨のコメントやメッセージなどを頂きました。あるいは、別の方からは「俺も同業者だから気持ちはわかるけどな」っていうフォローも頂きました。

 

白状すると、それで腹を立てていたことが大きなきっかけとなって、ブログの更新をやめていました。「やってられっか」と正直思いました。
(ちなみに広告費の設定は設けていないので、小遣い稼ぎという批判は当てはまりません。というか本当はちょっとだけ興味あるのですがやり方がよく分かりませんでした。ただ、もうやらないと思います。こういう事があったので。)

 

当時の自分としては”自分の好きな著名人が残した音源を後から振り返れるように文字に残したい、なんなら他の人にもシェアしたい”、というシンプルな発想しか持ち合わせておらず、「みんなに喜んでもらえると思ったのに何故非難されるのだろう」という気持ちになりました。

 

そんなわけで、しばらくはこのブログを開くのが億劫になっていました。それどころか、この記事に星がつく通知をメールで受け取るたびに、なんとなく後ろめたいような気持ちになりました。小学校2年の夏休み、ズルをして兄や姉に作ってもらった自由工作の雪だるま貯金箱を周りの友達に褒められた時の気まずさを思い出していました。自分が受け取るべきでない手柄を黙って受け取っているような気分でした。

 

しかしまぁ2年もたつと、2年の間にいろんなことが起こるわけで、経営している会社のほうも少しずつ軌道に乗り出してきて、その間にいろんなトラブルを乗り越えたりしてきたり、その度に、批判してくれる人がいることの有り難さや物事にはいろんな側面があること、といった当たり前のことを再認識したり、そもそも他人のスピーチを勝手に文字起こししたのは自分が悪かったかもしれないわけだし(この時代、ほんとにダメなの?という気持ちもあります正直)、批判くれた人も新しい視点をくれたからお礼をしたいくらいだし、そもそも「誰かに言われたこと」で頭を悩ますようでは人間として小さくない?みたいな風に思ってきたりで、こういう自分の内面を整理するのも勉強だなぁと思うようになり、今日あらためて再開してみました。

 

2年も中断していたのを人のせいにしたみたいになってしまいましたが、どうせまたそれくらいの期間が空くと思うので、結局は自分のせいということで。これからまた、この2年間にあったことを書いて行きたいと思います。